学校への貢献度 | MBAとっても難しい人生

学校への貢献度

前回のseaさんより、コメントがありましたが、インタビューで
「クラスの貢献度」という話題がでました。 MBAの2年間って、
実は授業で学ぶことより、授業外での活動、授業の宿題やチーム
ワークのプロジェクトを外でやる、後、ネットワーキング
(人脈作り)が結構大変。僕なんかは、どちらかというと、
苦手だったけど、それでも、一生懸命活動した記憶がある。

MBAを受験する際のインタビューで、評価される項目として、
「学校への貢献度」というものがある。一つはクラス内で、
どれだけ彼・彼女の業務経験をベースにクラスに対して発言
できるか。もう一つは、その個人が学校で、どれだけクラスや
学校をもりあげる為に活動してもらえるか。 はっきり言って、
両方共大変。学校のクラスと言っても、私のクラスは 75名
(最初の1年目。2年目は20+になる)。このクラスメイトは
当然ながら、ほとんどがビジネススクールに来るまえにある
程度の実績を作り、いわゆる、学校でいつもトップにいた連中。

それで、こういうメンバーばかりいると、当然ながら、「競争」
意識が高まります。学校の成績は点数制度ではなく、クラスの
全体の平均値を算出し、その標準偏差に対して、成績を割り当てる
仕組みをとっています。つまり、クラスの75%がB+。それから、
A-とAが 5パーセントずつ。後、B,B-,C+、Cが15%ぐらいだったと
思います。つまり、A-とかAを取ることは、トップ10%にいなけ
れば、絶対に無理なのです!この生徒のほとんどが学校で、今まで
AやA-しかとっていない人にとって、 B+を取ることは、かなりの
屈辱であり、最初は全員AやA-をとにかく目指します。でも、
どんどん、このAやA-は本当に難しいことがわかり、あきらめる人も
でてきます。結局最後には、MBAの成績ってあまり関係ないのだから、
成績よりも、学校での活動をしっかりやり、平均のB+で十分!!
なんて考え方に変わります。

でも、やっかいなのが、この評価は、テストの点数だけではなく、
クラスの発言による貢献度でも評価されます。発言するタイミングは
2通りあり、一つは、あまり発言していなかったり、先生の気分で
いきなり、「JOHN君、君は銀行だったから、このケースに対して
どう思う?」とかいきなり選ばれ、その一瞬でレベルの高い発言を
求められます。ここで、すばらしいコメントを出すと、場合に
よっては、先生から拍手されたりすることもありますし、その彼の
発言によって、大きなディスカションに展開することもあります。
しかし、その反面、つまらないコメントや間違ったコメントを
すれば、先生にいきなり話しを切られ、次の人に同じ質問を
だすか、ひどいときは、「ぜんぜんだめね」なんて捨てぜりふを
言われます。その為、講義は、汗を握るような90分になります。
もう一方は、突然呼ばれるのでなく、自分から、この質問に対して
貢献できると思ったとき、「手を挙げる」又はいきなりクラスで
発言する方法があります。75名もいると、中々チャンスはこないの
ですが、その少ないチャンスでどれだけ貢献したかで、成績も
随分左右されます。 講義に参加する前でどれだけ下準備をしたかが、
結局はクラスでの貢献度が決まることは多いです。

つまり、自分の過去のキャリアでクラスをまとめた、クラブのリーダを
した、何々をたちあげた、などはとっともプラスになります。 クラスの
貢献度は別に、今度は学校に対しての貢献。これは、ビジネス
スクール内で多くあるイベントや様々なグループ活動が行われています。
2年間、このグループなどに活動し、どれだけ学校の為に貢献できるかが
重要視されております。私は、学校のイベントでよくボランティア的な
ことをやった記憶があります。でも、多分記憶があまりないということは、
あまり活動していなかったかもしれませんね・・。